光文社版の少年探偵シリーズは２４冊まで刊行されたと思われますが、そのうちの１８冊です。 戦後の江戸川乱歩少年探偵シリーズ（第５巻「青銅の魔人」以後）の多くは、光文社の雑誌「少年」に連載発表されたそうです。そのため、当初光文社が版権を有していたと思われます。 光文社が少年向けの出版から退いたので、ポプラ社が版権委譲を働きかけたと聞き及んでいます。 ポプラ社版でも、西洋甲冑版などが旧装丁として注目されていますが、光文社版は西洋甲冑装丁よりも更に前の珍重品・稀覯本です。 「青銅の魔人」以後は、雑誌連載終了後の最初の出版本で、特に出品の「魔法人形」と「奇面城の秘密」は初版初刷と思われます。 ３枚集めると光文社から「ＢＤバッジ」がもらえる引換券が残っているものも数冊あります。

絶版品切れとなったものを古本で収集していましたので、私が入手した時点で既に痛みや破損がありました。 特に「魔法人形」については表紙に落書きや後ろ見返しに記名があるので、確認画像をアップロードします。 「怪奇四十面相」の後ろ見返しにもカバーに隠れる部分に記名があります。 見返し等に古本店のシール貼付や、東京オリンピック記念のゴム印が押されているものもあります。   すべて古いものであることをご理解ください。性質上、代替品などはありません。 当方が気づかない傷があるかもしれませんが、画像によりご確認のうえ、気になる方は入札をご遠慮ください。ノークレーム・ノーリターンでお願いします。   なお、評価の合計が-1以下の方には入札をご遠慮いただいております。 落札後、２日間連絡が取れない場合は、落札者都合により落札者削除させていただく場合がありますので、ご承知おきください。  各書籍の状態等は以下のとおりです。   「怪人二十面相」 昭和34年11月25日第45版（初版は昭和22年7月5日） カバーなし。   「少年探偵團」 昭和32年11月15日第41版（初版は昭和22年7月5日） 後ろ見返しに古本屋のシールあり。   「妖怪博士」 昭和29年12月20日第18版（初版は昭和23年4月20日） カバーなし。   「大金塊」 昭和32年6月10日第23版（初版は昭和24年6月20日） カバーなし。   「青銅の魔人」 昭和33年11月1日第27版（初版は昭和24年6月20日） カバーなし。   「虎の牙」 昭和34年11月25日第26版（初版は昭和24年11月5日） ＢＤバッジ引換券付き   「怪奇四十面相」 昭和32年6月10日第17版（初版は昭和27年11月15日） 東京オリンピック記念のゴム印が押されている。後ろ見返しのカバーに隠れる部分に記名あり。   「宇宙怪人」 昭和33年11月10日第19版（初版は昭和28年11月25日） ＢＤバッジ引換券付き   「鉄塔の怪人」 昭和33年7月20日第14版（初版は昭和29年12月20日） ＢＤバッジ引換券付き   「海底の魔術師」 昭和33年7月20日第13版（初版は昭和30年12月1日） ＢＤバッジ引換券付き 書店用の注文カード（光文社の売り上げカード兼用）挟み込み   「灰色の巨人」 昭和33年11月20日第15版（初版は昭和30年12月1日） 東京オリンピック記念のゴム印が押されている。   「天空の魔人」 昭和33年11月20日第13版（初版は昭和31年9月1日） 東京オリンピック記念のゴム印が押されている。 「黄金の虎」併録   「魔法博士」 昭和32年11月15日第8版（初版は昭和31年11月20日） ＢＤバッジ引換券付き 書店用の注文カード（光文社の売り上げカード兼用）挟み込み     「黄金豹」 昭和34年11月25日第13版（初版は昭和31年11月15日） ＢＤバッジ引換券付き 書店用の注文カード（光文社の売り上げカード兼用）挟み込み   「妖人ゴング」 昭和33年12月1日第7版（初版は昭和32年11月15日） ＢＤバッジ引換券付き   「サーカスの怪人」 昭和34年11月25日第8版（初版は昭和32年11月15日） ＢＤバッジ引換券付き 書店用の注文カード（光文社の売り上げカード兼用）挟み込み   「魔法人形」 昭和32年11月15日初版 カバーなし。 表紙に落書きあり（画像確認願います） 綴じ糸、見返し補強 氏名の記名あり奥付の著者検印はがれ欠損   「奇面城の秘密」 昭和33年12月5日初版